1868年1月1日、神戸村に港が開港され貿易を行うために外国人が移り住むようになり、
それにあわせて、住居や通商の場として開発されたところが「
外国人居留地」です
イギリス人技師ジョン・W・ハート氏によって
道路が整然と東西南北に走り、街路樹・公園・街灯や下水道などが
126区画に計画的に整備され
「東洋一の美しい居留地」と評価されていました

※クリックすると大きくなります。
そんな旧居留地をつだきよと案内するのは、京都大学3年の
ムツミです

周りからは真面目だと言われるので、フランクな感じで、つだきよと一緒に居留地の街歩きを案内できる様に努めます。
今回はキレイに整備された126区画のその1番地から、
東西に走る
前町通りの街歩きを案内します
1番地の農業会館の北通りを東に向かってぶらぶら歩くと、様々な建物が目に入ります。
そしてまず出会う、歴史的な遺産が右手にみつかります
つだきよオススメ居留地のみどころ【その1】
~「ここで神戸での戦いの跡がみれるねん!!」~
『海岸ビルの弾丸跡』
激しい争いが、この居留地でもあったことがわかります!!
この弾丸の詳細については、後日触れたいと思いますので、
お楽しみにお待ち下さい
そして、神戸だけあって、フラフラ歩くとファッション関連の店舗が立ち並ぶ中、
雰囲気漂うオフィスビルも見えてきます
つだきよオススメ居留地のみどころ【その2】
~「個性的なビルヂングが立ち並んでんで!!」~
『三井商船ビルヂング!!』
大正後期・昭和初期に建てられたこのビルは、現代建築と違うだけでなく、
ビルごとにも
個性があって、外観だけで十分楽しめます
ちなみにこのビルヂングは、
アメリカルネサンス様式と呼ばれる建築様式が使われています
旧居留地の色々な建築物についても、近日中に詳しく案内します
次に、近代建築ともに注目すべきはある
モニュメントです!
つだきよオススメ居留地のみどころ【その3】
~「さりげなくたたずむ標石を見つけてみ!!」~
上述したように、きれいに区画されていた神戸旧居留地には、区画の境界を示す標石が幾つか現存しています。
普段何気に歩いているだけでは恐らく気づかないほど地味な存在なのですが、
『
観光用モニュメントです』って思いっきり主張してくるようなモノではなく、
深くじんわりと重みを感じることができます
とにかくこの主張の少ない石碑のけなげな様。
目立たないが故に、昔の趣を失っていません。石碑自体が面白い形をしているわけでは決してありませんが、石碑に触れつつ100年以上も前の神戸を自由に想像するのもなかなか素敵な暇つぶしです。石碑が簡素な分想像の膨らむ余地は大きいというものです。
石碑は色んな場所に数種類あるので、是非探してみてください

石碑とともに色々な発見がありますよ!
現代のおしゃれな居留地を歩きながら、途中途中で歴史的産物にふれるのもまた一種の楽しみになるのではと思います。
そして、旧居留地15番館にさしかかると・・・
つだきよオススメ居留地のみどころ【その4】
~「明治時代につくられた下水道あんで!!」~
旧居留地ではなく、
「居留地時代」につくられた歴史ある下水管です
しかも、
旧居留地では、
1872年頃に作られたレンガ製の下水管が現在でも使われている
下の写真は、下水道のモニュメントが見れる建築物ですが、
この建物は
イオニア式です
最後に、15番館から旧居留地の伝統と歴史を感じながら東に進むと、北側(左手)に見えてくるのがコレです↓
つだきよオススメ居留地のみどころ【その5】
~「とりあえず行ってみ!!人の想いを感じれるで!!」~
「近藤商店107番の石碑」
プレートにはこう書かれています。
「神戸開港間もない明治初年此の場所に建てられた煉瓦造りの建物の窓まわりの部分です。
窓枠には重量を支えるために御影石を三角に組んで載せ煉瓦は現在のものよりも薄いものが用いられています。
なお下の社名板は所有社が、昭和8年頃より建物の入口に掲げていたものです。」
街中にたたずむ107番の石碑からは、居留地を愛した人の心意気を感じる事が出来ます
今回は街歩きのなかでも、歴史的なモノについて書きました。何度となく歩いた旧居留地もこういった視点を持ちながら歩いてみると、違った楽しみ方ができます
暇なときに是非「前町通りを歩いてはいかがですか